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拝啓 お元気ですか?

こんにちは。
あっという間にもう三月になっちゃいましたねー。
暴君の連載再開を待ってはや4か月・・・ですか。長いですね・・・(;´Д`)
しかし長い冬の後には花咲く春が待っています。兄さんと森永君に会えるまで、いつまででも私は待ちますよ!
そして今年は暖冬だったせいか桜の開花が例年よりも早いようです。またお花見とかたのしみですね。

さて、本日の妄想文は『霊子シリーズ』です。
N大学にもう何十年と漂っている幽霊の霊子さん目線のお話でして『 この想い♡貴方に届け‼』と『ぶら霊子』があります。
ぶっちゃけ私の覗き見願望が書かせた妄想文でしかありません(´∀`*;)ゞ





以下は『スリーピングビューティー』にコメントをくださったお嬢様に。

Mさまへ
 コメントありがとうございました。妖と人間ではありましたが宗一君と哲博君は恋をして、幸せに生きたのだと思います。最終話がちょっぴりしんみりしてしまいましたが、最後まで書くことができて良かったです。今回のお話では本編の二人が戻ってきてます(なんか五月蠅いのもくっついていますが(*`艸´))。楽しんで頂ければ嬉しいです。

Oさまへ(Oさまであってます?)
 コメントありがとうございました。寿命の異なる妖と人間ですが、二人はいっぱい笑って、いっぱい楽しんで、一緒に生きていったのだと思います。そして幸せだった記憶を抱いて宗一さんは眠りについたのです
、彼がそうしたかったから。それにしても、本編の連載が随分と空いてしまって寂しい限りですね。でも春になれば再開するそうですし、それまでワクワクしながら暖かくなるのを待ちましょう!












 拝啓  森永君、お元気ですか?
 あなたがこの学校を去ってから、早いものでもう二か月が過ぎてしまいました。卒業式ではまだ二分咲きだった桜の花もすべて散ってしまい、今は青葉が桜の木を彩っています。
 もうとっくの昔に厚いコートを脱ぎ捨てた学生達が、半そで姿で寛ぐ姿をよく見かけるようになりました。太陽の下では誰もが楽しそうに見えますが、その輝きのすぐ傍には、落ち着かない気持ちで日々を過ごす私がいます。だってこの季節はどこを見渡しても見慣れない顔ばかり。あなたと入れ替わりに入学してきた子達の元気な姿が今日もそこここに溢れ、新しいエネルギーで校内の温度も上昇しているのでは・・と思ってしまうほどです。
 でも・・・そうですね。そんな異邦人のような気分もあと少しのこと。もう少し経てば見慣れぬ顔も見慣れたものに変り、活気に満ちた空気も浮ついた部分は剥がれ落ち、勉学の場としての大学本来の姿に落ち着いていくことでしょう。この季節の喧騒とおいていかれたような寂しさは、長い幽霊生活で馴染んでしまった風物詩みたいなものなのですから。


 さて森永君、あなたは新天地浜松で楽しく暮らせていますか?
 名古屋が恋しくなったりはしていませんか?
 社会人1年目ですもの、未知の環境に未知の人間関係。何もかも一から始めなければいけないことだらけですよね。あなたのことだからきっと職場でも上司には期待をかけられ、同期の子達からは羨望の眼差しを、お姉さま方からは妙に熱の籠った視線を集めていることと思いますが、大丈夫ですか?疲れていやしませんか?
 なんでも要領よくこなせてしまえる森永君だからこそ、私は心配です。周囲の人の期待に応えようとして、頑張りすぎないでくださいね。そしてもしも、もしも疲れたら、いつでも名古屋に帰って来てください。ここにはあなたの活力源でもある巽君が、大きく腕を広げてあなたの帰りを待ってくれているのですから。もちろん私もあなたの帰りを心待ちにしている一人です♡

 あ、そうそう巽君といえば、あなたは大学に残る彼のことをとても心配していましたね。熱中しだすと自分の体調も何もかも気にせずに邁進してしまうようなひとですもの、心配ですよね。いつも傍で公私ともに彼のフォローを出来ていた頃は良かったでしょうけど、離れて暮らしているとそれも出来ませんから。
 でも大丈夫ですよ。巽君はちゃんと一人でもやれています。
 そりゃあ確かにあなたが学生だった頃より遅くまで研究室に籠っていることも増えたし、食堂で見かけるのはいつも一人でいる姿ばかりですが、食事の内容にはそれなりに気を配っているみたいですよ。因みに今日のメニューはサバの竜田揚げ定食で、昨日はカレーライスにちゃんと野菜サラダもつけていました。通学途中で買って来たであろうコンビニおにぎりを研究室でぱくついているところもよく見かけますが、それでも『食べる』ということは忘れていないようです。あなたが学部生だったころ、よく学校に泊まり込んでいた彼ですが、最近ではそんなこともありません。きちんと自宅にもどっているようです。やはり自分の家・・・いえ、あなたと巽君二人の家は格別なのでしょうね。
 ただ・・・少し気になるっていうか、あれ?って思うことはあるのです―――(あ、あのねっ、ごめんなさいなんだけど、畏まった話し方だと伝わりにくいと思うから、ここから少しだけいつもの私に戻るね)―――というのは、巽君、最近ちょっとくたびれて来ました。あっ!違うのよ!巽君が電車でいぎたなく眠りこけているおっさんみたいになってるってことじゃなくって、すこ~しね、精彩を欠いてるっていうのかな?そんな感じなんです。
 まずね、髪の毛がパサついてる気がします。多分、髪を洗ったままきちんと乾かしてないんじゃないかなー?妙に髪がうねってたり、寝癖がついてたりすることもあるのよ。折角の綺麗な髪なのに勿体ないよね、ちゃんと手入れをしないと。あとね、シャツの着こなし?別に妙な柄のシャツを着てきたり、着た切り雀ってわけじゃないのよ。毎日清潔なシャツを着てきてはいるんだけどね、ちょっと襟のあたりがよれってなってるの。アイロンが当たってないからかな。学生なんだから毎日完璧にプレスされたシャツを着て来る必要なんてないんだけど、てか、そんな人まずいないよね(笑)。でも、森永君あなたが一緒に暮らしていたころの彼はいつもピシッとしたものを身に着けていたじゃない?決して高価なものではないのだけど、巽君が着ているととても品よく感じたのよね~。すごく素敵だった―――でもね、今はそれがすこ~しくたびれてる。  
 これは私だけが言ってることじゃないのよ?実は美春ちゃんもいってたの、ついさっきも私の目の前で巽さんが『ズボラになってる』って。あと、『くすんでる』とか『よれてる』とかも言ってたかな。いくら助手の美春ちゃんとはいえ、ちょっと失礼じゃない(*`^´)=3とは思うんだけどね、でも、『巽君のファン』の女の子たちの間で話題になってたんだって!

 やぁーだ!森永君、そんな心配はしなくてもいいからね!巽君が浮気なんてするはずないし、周りでキャーキャー騒ぐ女の子たちの存在すら彼は認知してないから。その辺は田所君と美春ちゃんがきちんとガードしてくれてるみたい。だから安心して!
 この間もね、夜遅くまで研究室に残っていた巽君のスマホが鳴ったの。彼ったらチラッと相手を確認したあと、いそいそと廊下に出て行ったのよ。あ、その時、田所君も一緒にいたからね。電話の内容を田所君に聞かれたくなかったんじゃない?
 私は付いて行ったわよ、勿論。だってあなたからのラブコールかもしれないでしょ?
 そしてやっぱり電話の相手はあなただった。巽君は『おう』とか『そうか』とかくらいしか口にしてなかったけど、私にはわかる。だって巽君の顔が他の人と話すときとは全然違うから。あなたと話せて嬉しそう・・ってわけではないのだけど(ごめんなさい、根が正直者なもので)、血が通うっていうのかな。普通に話している時も怒っている時でさえも、森永君が相手だったら彼はとても表情が豊か。
 だから巽君の姿を遠くから見ているだけでその電話の相手が誰だかすぐにわかっちゃうの。もっとも私はそれ以上の情報を欲しているから、傍に寄っていって聞き耳を立ててるわけだけどねっ+.(*'v`*)+

 とかなんとかいってるうちに、いつの間にか美春ちゃんは帰ってしまってたわ。そんで今は巽君と田所君の二人っきりに・・・・って、何度も言うようだけど大丈夫だからね!二人きっりだからって、かつてあなたとしていたようないちゃいちゃ展開には決してならないから!真夜中の研究室でなんて、そんな滾るシチュエーション、あなたと巽君以外ではそんなにおこらないことだからーーーっ!!(どんなに待ち望んでもね)





『いえっ!なんでもないです!』

 あらなに?突然大声なんか出しちゃって、田所君どうかしたの?うっかり二人の会話を聞き逃しちゃってたみたい。少しばかり高度を下げて近寄ってみるね( ̄^ ̄)ゞ

『・・・・例のシェアハウスのことなんですけど・・・』

 ああ、巽君と森永君のスイートホームのことね。確か田所君も少しだけお試し入居してたんだよね。私も出来ることならマンションまで覗きに行きたかった・・・行けないけど。けど、めっちゃ羨ましい!!あの巽君と森永君が同棲してる部屋で期間限定とはいえ暮らせるなんて、どんな僥倖よ!あなた前世にどんな徳を積んだのよ!・・・・・って、いっけなーい。私ったらつい興奮しちゃって(ノω`*)ノ

『・・・どうって空部屋のままだよ。貸すのやめたからな』

 そうそう、森永君が駄々をこねて同居人をおくのを辞めたんだったね。まあ当然よね~。自分の恋人が他人と暮らすのを(しかも自分も住んでた家で)許す人なんてまずいないわね。おまけに森永君ってわりに独占欲きつくない?自身も過去にいろいろあったくせに(あったからこそかな?)巽君に自分以外の人間が近づくのを極端に嫌がるわよね。そういうのが嬉しいって人もいるけど、巽君はそういうタイプとは違うわよね~きっと。ウザがられる前に少し控えないとね、森永君!(*’U`*)

『・・・・森永が帰って来るっていうから・・・・・もう家族みたいになってるし・・・』

 あらあら巽君、いいの?そんなことまで正直に言ってしまって。バレちゃうわよ、田所君に二人が実は恋人同士なんだってことが!
 ほらっ!田所君、何とも微妙な顔つきになっちゃってるじゃない!
 巽君ストップ!ストップしてお口チャックしないと!
 お・く・ち・チャーーーッッック!!

『・・・あのぉ・・・大丈夫ですよごまかさなくても。オレ別に・・・そーゆーのに偏見とかないし・・・』

『「へっ?」』

 あらやだ、巽君とハモっちゃった。

『・・・?なんの話だ?』

 ほんと田所君、君なにが言いたいの?

『えっと、そのー、つまり・・・お二人が付き合ってても・・・それは、オレは全然いいと思うし・・・』

 は?えっ?ちょっ、あなた何言ってんの?なに言ってくれちゃってんの!?
 二人が付き合ってるって言っちゃった?ハッキリ言っちゃったの何でっ?!
 あ~あ、巽君固まってるじゃない!
 かきんって固まってるよ。

『す、すみません。言うべきじゃなかったかもなんですけど、オレはもう知ってるし・・・』

 はあ?知ってるって?
 あんたがなにを知ってるっていうの?

『つきあってなどいない』

 やっべ・・・巽君の顔が般若になってる。
 
『え?でも森永さんが・・・』

 え?なになに?森永君?森永君が付き合ってるって、バカ正直に・・・いや・・・・・そうじゃないね。きっと森永君のことだから誇らしげに言ったんでしょ?巽先輩はオレの恋人だってドヤ顔( ・´ー・`)←(こんなの)で言ったんでしょ!
 

『森永がなんか言ったのか?』

 ほら!どうなの田所君!君の知ってることをここでハッキリスッパリお云いっ!!

『あっ!?違います。違いました!オレが!オレが勝手に察した気になってただけで・・・ホント勘違いだったなら・・・すみませ・・・』

 ああああああぁぁ~たーどーこーろおぉぉぉぉーーーーーー!
 もう遅い・・・もう遅いんんだよっ!!
 巽君の顔を見てごらんなさい!ほんとにとんでもない顔になってるから!

 あああああああぁぁぁあぁーー!!
 どぉぉしよぉぉぉーー!!
 私はどうしたらいいのぉぉーー!!
 福島君教えてよぉーー!!
 
 そ、そうだ!森永君!!
 森永君、あなた、いま!今すぐ名古屋に帰ってらっしゃい!!
 ASAPとかなるはやとか、んな悠長なこと言ってる場合じゃないからっ!!
 いますぐ名古屋に帰ってらっしゃいっ!!





―――じゃないと・・・・・・・・・・とんでもない事になっちゃうよ?



                                          敬具
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